廃プラスチック吹込設備
連続輸送システムの提案
近年多種多様な廃棄物の激増が社会問題となっており、廃棄物のリサイクルが各業界で進んでいます。
その中でフラフやRDF等の廃棄物を各種燃焼炉の燃料として利用する動きが高まっており、廃プラを燃焼炉内へ安定供給できる吹込装置を開発しました。

廃プラ吹込設備 概略図

実施例
DEC式廃プラ吹込設備は上図のように、1.叩解装置、2.定量排出装置、3.連続計量装置、4.ジェット加速器の4つの機器によって構成されています。
1.叩解装置(ピン形攪拌機)

多数のピンを軸上に取り付けた攪拌器を回転させることによって、廃プラの圧密を防止し、棚吊りの発生を抑えます。
2.定量排出装置(多重軸スクリューフィーダ)


貯蔵タンクのしぼり部をなくすことができ、叩解装置の攪拌効果も相まって廃プラの棚吊防止効果をさらに高めます。
3.連続計量装置(ループスケールコンベヤ式計量装置)


計量装置を用い、秤量器を貯蔵タンクから切り離すことで、排出速度を連続的に計量できる・検出精度が高いといったメリットが得られます。
4.ジェット加速器 (攪拌機付高圧ガス加速器)


加速器内部にはモータ駆動の攪拌羽根が設置されています。
また、廃プラの閉塞が発生しないようにジェットノズルを適所に設置しています。
また、廃プラの閉塞が発生しないようにジェットノズルを適所に設置しています。
納入実績
用途
| 種類
| 吹込能力
[kg/hr]
| タイプ
| 納期
|
高炉
| フィルム/造粒品/硬質品
| MAX 1,800
| 高圧式
(テスト機) | 1995年
|
試験高炉
| フィルム/造粒品
| 25〜100
| 高圧式
(テスト機) | 1999年
|
高炉
| ペレット
| 180〜2,100
| 高圧式
(テスト機) | 2000年
|
セメントキルン
| ||||
キルン系
| フラフ
| 250〜1,250
| 低圧式 高性能型
(本設備) | 2000年
|
カルサイナー系
| 紙オムツ
| 500〜3,500
| 低圧式 高性能型
(本設備) | |
ガス化溶融炉
| 硬質品/フラフ
| 5〜50
| 低圧式 汎用RV型
(テスト機) | 2000年
|
発電用ボイラー
| ペレット
| 32〜320
| 低圧式 汎用RV型
(テスト機) | 2001年
|
乾燥汚泥
| 51〜510
| |||
セメントキルン
| 軟質品
| MAX 6,000
| ジェット加速器
| 2001年
|
発電用ボイラー
| 軟質品
| MAX 6,000
| 低圧式 汎用SC型
(本設備) | 2002年
|
軟質品
| 多軸スクリュー
| 2002年
| ||
セメントキルン
| 軟質品/硬質品/木屑/紙
| 500〜3,000
| 低圧式 高性能型
(本設備) | 2003年
|
セメントキルン
| 軟質品
| 100〜1,000
| 低圧式 高性能型
(本設備) | 2003年
|
バイオマスボイラー
| 軟質品/硬質品
| 700〜7,000
| 低圧式 汎用型
(本設備) | 2008年
|